講演ライブラリー

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講演者(役職) 担当者 演題名(時間 要旨
1 (支部長) 蝶野 大樹 救急撮影~killer diseaseを見逃すな!!~(60分) 一般医療における画像診断は「確定診断」のために行うが、救急医療における画像診断は「killer diseaseの鑑別診断」を念頭に実施し、複数の医師、さらに診療放射線技師の目も借りて、killer diseaseの見落としが無いように読影を行う必要があるという提言が、2019年に医療安全調査機構から出されたことにより、救急医療における放射線技師の役割はより重要な位置づけとなっている。本講演では、救急医療における画像診断のピットフォールとなる代表的な疾患を中心に解説する。
2 (副支部長) 石坂 欣也 下垂体MRI(30分) 下垂体は様々なホルモンの働きをコントロールしているため、腫瘍ができることにより、ホルモン分泌異常をきたすことがあり、MRIによる画像検査はとても重要なものとなっています。しかしながら、施設によってはごくまれな検査として、撮像条件など悩まされることもあるのではないでしょうか。「明日から自信をもって検査に臨める」を目標に下垂体MRI撮像について解説します。
3 (副支部長) 石坂 欣也 手関節MRI(30分) 手関節のMRIは、靭帯、腱、神経など詳細な解剖構造や、軟部組織病変の描出に優れますが、撮像に関してポジショニングや撮像シーケンスに関して悩まされることは少なくありません。
そこで、手関節のMRIの中でも遭遇する頻度の高い、キーンベック病、TFCC損傷に関して、「明日から自信をもって検査に臨める」を目標に手関節MRI撮像について解説します。
4 (乳房画像専門委員会) 乳房画像専門委員 マンモグラフィ研修による技師教育の重要性(60分) 国家試験に合格し医療機関に就職、あるいは新しい業務ローテとしてマンモグラフィを担当、一般撮影部門のリーダーとして携わるなど、スタッフ育成のどの段階においてもマンモグラフィ研修が有効にはたらく場面があります。本講演では、マンモグラフィを撮影機器・画像形成・線量管理の面から再確認し、教育システムとしての意義について解説する。※1:ニーズに即した柔軟な対応をいたしますので、講演の組み合わせや時間についてはご相談ください。
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(乳房画像専門委員会) 乳房画像専門委員 マンモグラフィにおけるガイドラインの意義と他モダリティとのいい関係(60分) マンモグラフィは精度管理、撮影技術、読影技術がガイドラインとして周知されており、全国的な講習会を通しての普及活動が整備されている。本講演ではガイドラインの意義について、超音波検査やMRIとの関係性を臨床的に述べながら解説します。※1と同様講演の内容や時間についてはご相談ください。
6 (乳房画像専門委員会) 乳房画像専門委員 マンモグラフィ施設認定~1日1時間1週間での実践~(30分) マンモグラフィはevidenceと法的な根拠を伴い、乳がん検診での中心的な役割を担っていますが、より検診の利益を高め、不利益を減少させるためには精度管理が欠かせません。装置メーカーに管理を依頼してる場合でも全体像を理解することが必要です。現在多くの施設における装置がNPO法人日本乳がん検診精度管理中央機構における施設・画像評価を受けていますが、まずは施設認定を受けること、そして継続することが重要になります。本講演では施設認定の実践について解説します。※1と同様講演の内容や時間についてはご相談ください。
7 (乳房画像専門委員会) 乳房画像専門委員 マンモグラフィポジショニングの実践(30分) 最近の諸事情により、演習や実習での研修会が困難になる中、乳がん検診におけるマンモグラフィ、特に個々の撮影技術の向上、組織的、社会的な普及は不可欠です。今後も地域での演習は計画していく予定ですが、本講演では、現在開催が難しい演習や実習を補完する形で、ポジショニングの基礎から応用を考える上でのポイントを解説します。※1と同様講演の内容や時間についてはご相談ください。事前に開催地域での撮影技術への疑問が多いようであれば対応を準備いたします。
8 (乳房画像専門委員会) 乳房画像専門委員 マンモグラフィ担当者に知ってほしい乳房超音波(45~60分) 検査を実践されていたり、今後検討されている施設など、精密検査だけでなく検診の場でも普及されつつある乳房超音波検査について、Bモードから、血流・硬さ、造影超音波検査など、乳腺診療における基礎から実際の活用法について症例をまじえて解説します。※1と同様、地域での超音波検査の普及や参加者の検査技術へのニーズに即した柔軟な対応をいたしますので、講演の組み合わせや内容、時間についてはご相談ください。
9 (乳房画像専門委員会) 乳房画像専門委員 検診担当者にも知ってほしい乳腺MRI(30分) HBOCのスクリーニング目的について、乳腺MRIが保険適用になり、今後術前や治療効果の評価だけでなく、検診を含めた乳腺MRIの活用の幅が広がっていくことが考えられます。乳がん検診や診療を担当されている方々が、症例検討会等にてフィードバックができ、より画像診断全体を理解し広い視野を持つ、きっかけの情報提供として、検診をメインに担当されている方にも知っておきたい内容にて、乳腺MRIについて解説します。※1と同様講演の組み合わせや内容、時間についてはご相談ください。
10 (乳房画像専門委員会) 乳房画像専門委員 検診担当者にも知ってほしい、乳癌における放射線治療の概要(30分) 乳癌治療の大きな一翼を担う放射線治療ですが、実際に乳がん検診やマンモグラフィの精度管理を担当されている方が同時に業務担当をされることは少ないかと思います。しかし、検診~診断~治療という一連の流れを理解していくことが、自身の新たな視点を得る一助となっていきます。そこで、乳房という狭い領域の臓器別の専門委員会として、検診を担当されている方が、今後、乳癌診療における広い視野を得ていただくために、乳癌に着目した放射線治療について概要を解説します。※1と同様講演の組み合わせや内容、時間についてはご相談ください。
11 (乳房画像専門委員会) 乳房画像専門委員 乳房トモシンセシスにおける技師の役割(30~45分) 近年普及しつつある乳房領域のトモシンセシスについて、技師による所見評価を中心とした運用の実際を紹介します。スクリーニングマンモグラフィや超音波検査と併用するなど、導入していく上でのポイントを解説し、会場の皆さんと、乳房トモシンセシスを検査する上での技師の役割について考えていきたい。※1と同様講演の組み合わせや内容,時間 についてはご相談ください。
12 (ディジタル画像専門委員会) ディジタル画像専門委員 はじめてのROC解析─基礎・実験計画・データ処理方法─(60分) 臨床画像評価における観察者実験は非常に重要であり、なかでもROC解析は、画像の診断能(病変の見つけやすさの優劣)を評価する優れた手法である。しかし、実際にROC実験を行う場合、実験に使用する画像の枚数や信号検出の難易度をどうするか、観察者の人数は何名必要かなど、判断に迷うことが多い。ROC実験に必要と考えられるROC解析の基礎について解説し、さらにROC実験を成功させるための実験方法とデータ処理方法について具体的に述べる。
13 (ディジタル画像専門委員会) 小笠原 一洋 主観的画像評価法~基礎から一対比較法まで~(60分) 臨床画像を扱う研究において、観察者実験による主観的(視覚)評価は必要不可欠である。5段階評価による方法をよく目にするが、主観的評価として確立された方法ではなく、視覚評価したとは言えない。本講演ではなぜ物理評価だけでなく主観的評価が必要かというところから、観察者実験に必要な準備、実験の進め方、統計の基礎、主観的評価にはどのような方法があるか説明する。そして、主観的評価法の中で画質の良し悪しの評価に適し、精度の高い方法である一対比較法について解説する。
14 (ディジタル画像専門委員会) 小笠原 一洋 伝わるスライドデザイン(30~45分) プレゼンテーションでは聴衆に短時間で内容を理解してもらう必要がある。文字の多いスライドは発表者には優しいが、聴衆にとっては短時間で読み切り理解することは難しく、内容が伝わらない。本講演では、今まで本学会で行われてきた研究発表トレーニングの内容を基本とし、スライドタイトルのつけ方、図の作成方法から、フォントの選び方、人に視線の流れを考えた構図、色相・明度・彩度を考慮した色の使い方など美術の視点からも見やすく、伝わるスライドデザインについて考える。
15 (ディジタル画像専門委員会) 川原 大典 散乱線の特徴と対策~グリッドと散乱線補正処理~(45分) X線画像において散乱線は画質に大きく影響を与える。本講演では散乱線とグリッド、散乱線補正処理に関して説明する。内容として散乱線に関しては発生と影響する因子や測定法、グリッドに関しては画質に影響する因子と使用上の注意、散乱線補正処理に関しては構成や考え方、画素値やEIへの影響となっている。散乱線や何気なく使用しているグリッドを見つめなおす機会として聞いていただきたい。
16 (CT専門委員会) 津元 崇弘 急性腹症におけるCT検査(30~40分) 急性腹症においてCT検査は、推奨度Aに分類される。救急において単純CTは非常に重要であり、次の造影検査方法を考慮するための材料として必要不可欠であると考える。そのため、操作者の適切な撮影条件または造影条件の選択や読影力、判断力が必要とされる。本講演では、急性腹症を、単純CTから適切な造影CTに導くポイントについて解説す
17 (CT専門委員会) 津元 崇弘 CTにおける空間分解能(40分) CTを撮影する上で、空間分解能は様々な因子によって変化し、操作者はその特性を理解した上でプロトコル設定を行う必要がある。臨床においては、骨・血管・肺といった空間分解能を重視した撮影が必要な場面は多々あり、自施設の装置の特性を知っておくことは必要不可欠である。本講演では、空間分解能に影響を与える因子や、測定法について解説する。
18 (CT専門委員会) 板谷 春佑 Dual energy CTの基本原理(40分) 近年Dual energy CTが臨床稼働する中、様々な分野での有用性が報告されている。Dual energy CTの再構成は仮想単色X線画像、物質密度画像、ヒストグラム解析および実効原子番号解析など多岐にわたり、どのような画像を提出するのか、またどのような原理で画像が再構成されているかを臨床医に求められる場面がある。本講演ではDual Energy CTの再構成画像について原理や特徴を解説し、日常診療の一助となれば幸いである。
19 (CT専門委員会) 板谷 春佑 Dual energy CTの臨床応用(60分)

近年 Dual energy CTが臨床稼働する中、様々な分野での有用性が報告されている。Dual energy CTの再構成は仮想単色X線画像、物質密度画像,ヒストグラム解析および実効原子番号解析など多岐にわたり、どのような疾患にどのような画像を再構成し臨床応用するかは悩ましいのではないだろうか、本講演では Dual Energy CTの臨床応用について実用例から論文報告も含め解説し、日常診療の一助となれば幸いである。

20 (CT専門委員会) 虻川 雅基 CT画像から肺炎を学ぼう(40分) 肺炎は、臨床で遭遇する確率の高い疾患の一つです。胸部単純CTの撮影をして肺野条件を提出するだけで肺炎の診断に結びついてはいますが、どのように読影されているのかを診療放射線技師も知る必要があると思われます。CT撮影を担当する診療放射線技師が、肺炎画像について知識があれば、COVID-19のような感染症の院内感染防止にもつながると考えます。本講演は、CT画像から肺炎を学ぶことで読影補助の一助になることを目標とします。
21 (CT専門委員会) 虻川 雅基 CTにおけるノイズ(45分) CTにおいて、ノイズは低コントラストの疾患を識別する際に重要な影響を及ぼします。また、撮影線量を決定する際に必ず考慮すべき要因です。ノイズを評価する簡易的な方法としてSD(Standard Deviation)がありますが、SDだけでは画像内のノイズの性質を十分に把握することはできません。NPS(Noise Power Spectrum)を用いることで、画像内にどのような周波数成分が含まれているかを把握することができます。本講演では、NPSに焦点を当て、NPSの理解と周波数の違いが画像にどのような影響を及ぼすかについて、基礎から復習する内容としています。
22 (MR専門委員会) 今村 塁 高速スピンエコーの再収束パルスの考察(30分) 高速スピンエコーの再収束パルスを自在に設定できるようになるための講座。再収束パルスに関する基礎と応用知見を網羅し、臨床に活かしていただくよう解説する。
23 (MR専門委員会) 今村 塁 肩関節MRI再考(60分) 肩関節MR検査に対する“苦手”意識を“得意”に転換することをめざした講座。疾患に関連する解剖とポジショニング・断面設定についての知見を深め、肩関節診療における臨床的意義とトピックに基づいた撮像技術を解説する。
24 (MR専門委員会) 長濱 宏史 拡散入門(20分) 拡散強調像に親しむための入門編。生体における拡散現象、MRIによる拡散の検出について、難解な原理を省き、概念的に解説する。拡散強調像に親しむための入門編。生体における拡散現象、MRIによる拡散の検出について、難解な原理を省き、概念的に解説する。
25 (MR専門委員会) 長濱 宏史 女性骨盤のMRI検査(30分) ルーチンワークのための講座。女性骨盤検査対象の多くを占める、子宮・卵巣に対する検査の意義、備えておくべき知見とテクニックを解説する。
26 (MR専門委員会) 長濱 宏史 頭頸部MRI検査に必要な撮像技術(45分) ローテータから一歩前進するための講座。高品質な画像を得るための、頭頸部領域ならではの知見とテクニックを紹介する。
27 (MR専門委員会) 長濱 宏史 救急医療におけるMRIの役割(60分) 救急医療、急を要するのにも関わらず、時間の要するMRIが必要な場合とは?臨床に役立つ画像とは?最近の医学的トレンドを踏まえて、演者と聴講者がいっしょに考察できる内容となっている。
28 (放射線治療専門委員会) 阿部 匡史 始業前点検(DailyQA)および毎月・毎年点検(MonthlyQA・AnnualQA)について(45分) 放射線治療セミナーでは、基礎的な内容から最新情報も取り入れた内容を考え、皆様のこんなときどうしよう…を少しでも解決できるようなセミナー開催を実施してきました。過去に行われた放射線治療セミナーに関して伝えたい。
この講演では、毎日治療前に実施されている始業前点検(DailyQA)および定期的に実施されている毎月・毎年点検(MonthlyQA・AnnualQA)について、基礎概要を含めて専門委員施設の実際のQAを例に伝えたい。
29 (放射線治療専門委員会) 堀田 賢治 治療機本体以外の点検の必要性(45分) 放射線治療セミナーでは、基礎的な内容から最新情報も取り入れた内容を考え、皆様のこんなときどうしよう…を少しでも解決できるようなセミナー開催を実施してきました。過去に行われた放射線治療セミナーに関して伝えたい。
この講演では、治療機本体以外の点検を解説していきます。RTCT、CBCT、OBI、ExacTrac、SyncTraxなど本体同様に、毎回の治療にとても重要であることを伝えたい。
30 (放射線治療専門委員会) 佐々木 文博 ガフクロミックフィルムの概要および実際のQA使用例の解説(45分) 放射線治療セミナーでは、基礎的な内容から最新情報も取り入れた内容を考え、皆様のこんなときどうしよう…を少しでも解決できるようなセミナー開催を実施してきました。過去に行われた放射線治療セミナーに関して伝えたい。
この講演では、最近ではたくさんの施設で使用されているガフクロミックフィルムおよびフィルムを使用したQAに関して、フィルム概要を含めて専門委員施設の実際のQAを例に伝えたい。
31 (アンギオ専門委員会) 三ツ井 貴博 血管造影室における肝細胞癌に対する検査と治療(45分~60分) 肝細胞癌(HCC)に対する検査・治療が血管造影室ではどのように行われているのか、様々なモダリティーの画像をどのように診断・治療に繋げていっているのか、検査・治療の流れを実際の画像を示しながら解説することを軸として、ガイドラインの解説、ワークステーションを利用した治療支援機能、さまざまなカテーテルなどのデバイスや塞栓物質について、全体的な内容をわかりやすく解説する。
32 (アンギオ専門委員会) 三ツ井 貴博 大動脈瘤に対するステントグラフト内装術(45分~60分) 大動脈瘤の治療として以前から行われていた開胸・開腹によるグラフト置換術に対して、より低侵襲な治療法として近年件数が増加しているステントグラフト内装術。基礎的なことから、術前・術中・術後でどのように放射線技師が関わっているのか、実際の症例を通して詳しく解説する。
33 (核医学専門委員会) 核医学専門委員 核医学内用療法(60分) 国内初のアルファ線放出核種である223Raによる治療が始まり、北海道内でも採用施設が増えてきている状況です。また、89Srによる骨転移の疼痛緩和や悪性リンパ腫に対する90Yを用いた治療などが従来から行われており、検査以外でも放射線技師が携わる業務が増えてきております。1311Iの甲状腺治療も含め、核医学内用療法について紹介いたします。
34 核医学専門委員会) 核医学専門委員 核医学画像の標準化(60分) 脳や心臓の検査は元より、骨シンチグラフィ検査等においても標準化がうたわれており、各施設で一定以上の画質を担保するために、様々な対策を行っているかと思います。核医学画像は収集条件や処理条件によって画質が大きく変わるため、最終的に表示される画像に対して、どのような処理が加えられているかを知ることが重要となります。核医学画像の標準化を分かりやすく解説して参ります。
35 (計測防護専門委員会) 吉井 勇治 放射線粒子輸送シミュレーションの基本(30~60分) 最近モンテカルロシミュレーションを用いた線量被ばく評価をする研究が散見される。様々なあ分野で活用が見込まれるツールである一方で、初学者からは難易度が高いと感じられている側面がある。本講演では放射線のモンテカルロシミュレーションソフトを使うために必要なモンテカルロ法の基本やプログラミングの基本について解説する。
36 (医療情報専門委員会) 谷川 琢海 医用モニタの品質管理(60分) モニタ診断が一般化した現在において、医療機関のどこでも同じ画像が見られることが当たり前となっています。ただ、医用モニタの品質管理が十分でないと、経年的な変化等によって、医用モニタの見え方に違いがでてきて、画像診断にも影響を与える可能性があります。本セミナーでは、医用モニタの品質管理のポイントについて、「医用画像表示用モニタの品質管理に関するガイドライン(JESRA-0093*B-2017)」に基いて説明します。
37 医療情報専門委員会) 谷川 琢海 いまさら聞けないDICOMのこと(60分) DICOMは広く放射線分野に浸透した標準規格であり、PACSとモダリティの接続に一般的に用いられています。しかし、DICOMで接続したはずの機器同士で通信ができなかったり、画面に文字化けが発生していたりの不具合事例は今でも聞かれます。これはなぜでしょうか?この講演ではDICOM規格の概要を説明し、その特性や限界に関する理解を深めます。
38 (医療情報専門委員会) 谷川 琢海 情報セキュリティのツボ(60分) 情報を安全に利用するためには情報セキュリティに関する理解が不可欠です。医療情報分野で情報セキュリティを考えるには、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」を理解したうえで、技術と運用の両面から対策を考えなければいけません。この講演では、利用者個々人が守るべきルールから管理者としての心構えまでの情報セキュリティの勘どころについて説明します。
39 (医療情報専門委員会) 谷川 琢海 画像情報の地域連携における留意点(60分) 画像情報の他医療機関とのやりとりは、CD-ROM等の可搬型媒体やオンラインを用いた方法で行われています。運用を行っていくなかでは、他医療機関に持ち込んだ際に画像が読み込めない、文字化けが発生する、大量の画像データが送られてきた、などの事例が報告されています。この講演では、可搬型媒体・オンラインによる地域連携を行う際の留意点について説明します。
40 (消化管&超音波専門委員会) 中村 俊一 いろはシリーズ“消化管エコーのいろは”(45~60分) これから消化管エコーを始める方に超音波装置の設定条件から走査法について解説します。また消化管を診るうえで重要な診断のポイントについて実際の症例を提示して解説します。描出が難しく見えないイメージの強い消化管領域。是非ともこの機会に苦手意識を払拭して、明日からの診療に活かしましょう。
41 (消化管&超音波専門委員会) 中村 俊一 いろはシリーズ“関節エコーのいろは”(45~60分) これから関節エコーを始める方に超音波装置の設定条件から走査法について解説します。またリウマチを診るうえで重要な診断のポイントについて実際の症例を提示して解説します。まだまだ普及していない関節エコー。是非ともこの機会に新しい知識と技術を吸収して、明日からの診療に活かしましょう。
42 (消化管&超音波専門委員会) 中村 俊一 胆道領域における超音波診断(60分) 胆道領域の診断をアップデートしたい方またはスペシャリストを目指している方向けの内容となっております。胆道領域の解剖と特徴から始まり、胆道癌の定義と分類について、胆道癌の肉眼形態について、胆道癌の疫学と病因について、胆道領域における超音波診断及び胆道疾患における造影超音波所見など盛り沢山となっております。
43 (消化管&超音波専門委員会) 中村 俊一 急性腹症の画像診断~超音波検査を中心に~(60分) 急性腹症における超音波検査は被ばくがないことやベッドサイドで施行可能であることからスクリーニング検査や精密検査に有用な検査と考えられファーストステップとして用いられる。本講演では超音波検査のポイントや得られた画像を正確に評価し、重症度評価や治療方針の方向付けにどのように繋げていくのか症例を呈示しながら概説する。また超音波検査が如何に急性腹症の診断に寄与しているか臨床現場での雰囲気を再現し、リアルタイムでダイナミックな検査であることを紹介する。
44 (消化管&超音波専門委員会) 中村 俊一 上部消化管検査~技師の読影補助を始めるにあたって~(60分) 平成22年4月、厚労省医政局からチーム医療推進の一環として読影の補助が通達された。上部消化管検査特に胃がん検診における胃X線検査は、検診機関ごとに技術の差があるとの指摘がされており、『適切に撮影できる技師と正確に読影できる医師の確保および養成が重要である』とされている。本講演ではNPO法人日本消化器がん検診精度管理評価機構による「胃がんX線検診基準撮影法」の解説から撮影技術の均てん化と普遍化を確認しする。また診療放射線技師による一次読影精度と医師への影響について紹介する。
45 (消化管&超音波専門委員会) 島崎 洋 肝胆膵領域の超音波診断(60分) 肝胆膵領域にとって超音波は非常に有用な検査である。肝臓については、肝細胞癌の多段階発育の解説を含めて、肝腫瘤性病変の超音波による鑑別を中心に、CTやMRI・病理組織との対比を交えて述べる。膵臓では膵腫瘤性病変に出会った時のチェックポイントについて、症例をもとに解説する。膵がんについては浸潤の評価を中心に、膵のう胞性病変については簡単なディシジョンツリーを用いて解説する。
46 (消化管&超音波専門委員会) 島崎 洋 下肢静脈の超音波診断~DVT検索を中心に~(60分) DVTが増加傾向にあり超音波の有用性が高まっている。下肢血管の解剖から超音波を用いた検査法、また血栓の評価法まで解説する。
47 (消化管&超音波専門委員会) 島崎 洋 甲状腺エコーの基礎と臨床(60分) 甲状腺がんの診断には細胞診が有用であるが、超音波検査によって細胞診が必要であるかどうかを適切にコメントできるかどうかが、超音波検査技師に課せられた課題である。甲状腺びまん性疾患の超音波による評価法や甲状腺腫瘤の分類から良悪鑑別のポイントまで解説する。
48 (消化管&超音波専門委員会) 島崎 洋 症例から学ぶ乳腺エコーのチェックポイント(60分) 乳腺組織を忠実に再現できる超音波検査は、乳がんスクリーニングや精密検査においてなくてはならない検査である。症例を中心に、MMG・MRI・病理組織と対比しながらそのチェックポイントについて解説する。
49 (消化管&超音波専門委員会) 田内 慎一 対策型胃がん検診における読影判定区分(カテゴリー分類)(60分) 近年、対策型胃がん検診の現場で読影判定区分(カテゴリー分類)が利用されつつあります。
本講演では、カテゴリー分類の概要、胃X線検査による胃炎・萎縮診断(背景粘膜診断)について典型症例とともに紹介します。また実際のX線検診画像に対してカテゴリー分類を行った結果から、カテゴリー分類の利点、注意点、課題等についてもお話します。
50 (整形外科専門委員会) 整形外科専門委員 受傷機序から考える放射線検査─下肢編─(60分)股関節 から足部まで 日々の検査を行っていく上で、検査の必要性や妥当性を考えることはないでしょうか。整形外科分野では、特に外傷においてはその受傷機序から様々な病態が存在します。これまでの画像検査に対する考え方の方向性を少しだけ変え論理的に検査を考えてみませんか。本講演では、部位ごとに代表的な疾患の受傷機序などから画像検査に至るまでの流れを整理することで、主訴などから必要な画像検査をスムーズに展開できる検査技術の醸成を目指し、検査の選択や検査時の注意事項、画像所見などの要点を整理します。
51 (整形外科専門委員会) 整形外科専門委員 受傷機序から考える放射線検査─上肢編─(60分)鎖骨・肩関節から手関節まで 日々の検査を行っていく上で、検査の必要性や妥当性を考えることはないでしょうか。整形外科分野では、特に外傷においてはその受傷機序から様々な病態が存在します。これまでの画像検査に対する考え方の方向性を少しだけ変え論理的に検査を考えてみませんか。本講演では、部位ごとに代表的な疾患の受傷機序などから画像検査に至るまでの流れを整理することで、主訴などから必要な画像検査をスムーズに展開できる検査技術の醸成を目指し、検査の選択や検査時の注意事項、画像所見などの要点を整理します。
52 (整形外科専門委員会) 整形外科専門委員 果たして厄介者なのか?整形外科領域のインプラント─人工関節を中心に─(60分) 日々の検査を行っていく上で、日常の診療や研究を行なっていく上で厄介者として度々登場する整形外科領域のインプラントについて解説します.特に人工関節デバイスを中心にインプラントの概要やその代表的な臨床事例を紹介しご理解いただくことで今後の対応などに役立てていただければと思います。
53 (表彰委員会) 谷 祐児 データ分析の基礎(60分) 研究においては、その多くがデータ処理などを必要とします。さらに、データの活用のためにはその目的を明確化しなければ中途半端な結果に終わってしまう場合も少なくありません。これらのデータを有効に活用するためにデータ活用の基本的な考え方からその活用法まで具体的な事例を交えて解説します。
54 (表彰委員会) 谷 祐児 検定を行うための基礎知識─仮説検定とは─(60分) 研究を進めていく上で、データ解析の過程で統計は避けて通れません。統計を利用する上で、正しい基礎知識を持っていないと統計の誤用にもつながりかねません。統計特に仮説検定を行っていくうえで最低限必要な基礎知識について要点を整理します。